①本日のマーケット概況
こんばんわ。低所得投資家のまねせんです。
きょう6月11日の東京株式市場は、ジェットコースターのような1日でした。
日経平均株価は寄り付き直後に一時1,800円超安まで売り込まれましたが、そこから急速に切り返し、終値は64,217円(前日比 +38円、+0.06%)の小反発で着地しました。
朝の地合いだけ見れば「総崩れ」でしたが、引けにかけて主力株の一角に買い戻しが入り、なんとかプラス圏に顔を出した格好です。
為替は1ドル=160円台半ばでもみ合い。円安方向は続いていますが、政府・日銀による為替介入への警戒感もあって、上値は重い動きとなっています。
ざっくり言うと「米国株安で朝はパニック → でも押し目買いが入って持ち直し → 来週の日銀会合を前に小動き」という、神経質な相場でした。
順番に見ていきます。
②各トピックの解説と背景
前日のNY市場が急落、これが朝安の引き金に
まず朝安の大元になったのが、前日のアメリカの株安です。
10日の米国市場は、主要3指数がそろって下落しました。
- ダウ平均:-953ドル(49,918ドル、-1.87%)
- S&P500:-1.62%(7,266ポイント)
- ナスダック総合:-1.98%(25,169ポイント)
特にハイテク株が幅広く売られ、半導体関連のスーパー・マイクロ・コンピューターは1日で約28%安と大きく崩れたと報じられています。中東情勢への警戒も重なりました。
補足:CPI=消費者物価指数。モノやサービスの値段がどれくらい上がったかを示す、インフレの代表的な指標です。
この急落のきっかけが、このあと触れる「CPIの加速」と「トランプ大統領のイランへの軍事行動示唆」の2つでした。
米5月CPIは予想どおりも、インフレ加速感が残る
その米CPIですが、5月分は前年同月比+4.2%でした(4月は+3.8%)。
数字としては市場予想に一致していたのですが、4月から伸びが加速していて、なおかつ3年ぶりの高水準とされます。エネルギー(原油)価格の上昇が効いている形です。
食品とエネルギーを除いたコアCPIは前年比+2.9%。こちらも前回からわずかに上振れしました。
「予想どおりだったのに株は下げた」というのがポイントです。インフレがしぶとく続くと、利下げが遠のく → 金利が高いまま → ハイテク株に逆風、という連想が働きやすいんですね。
来週の日銀会合と利上げ観測
国内に目を移すと、来週には日銀の金融政策決定会合が控えています。
市場では、この会合での0.25%の利上げを織り込みつつあり、さらに7月以降に追加利上げがあるかどうかを見定める局面に入っているとされます。
なお、植田総裁は入院のため来週の会合を欠席すると報じられています。総裁不在での会合となるため、メッセージの出し方に注目が集まりそうです。
補足:利上げ=金利を引き上げること。一般に銀行預金やローンの金利に影響し、株式市場では「これまで上がってきた株の重し」になりやすい一方、銀行株などにはプラスに働く傾向があります。
ドル円160円台半ば、米イラン情勢もにらみ
為替は1ドル=160円台半ばで小動きです。
米国とイランの一時停戦合意が破綻する可能性が高まっているとされますが、いまのところ「有事のドル買い」が一気に強まる展開にはなっていません。原油高がドル円を下支えする一方、為替介入への警戒が上値を抑える、という綱引きが続いています。
③まねせんのポートフォリオへの影響と対応方針
さて、ここからは「低所得の自分の投資にどう響くか」という目線で整理します。
正直に言うと、私のメインはインデックスファンドと高配当株の積み立てです。なので、こういう日に一喜一憂しても仕方がない、というのが基本スタンスです。
今日はまさに、それが試される1日でした。朝の段階で1,800円超安ですから、スマホでザラ場を見ていたら、思わず投げ売りしたくなった人もいたと思います。でも結果は、引けにかけてプラスまで戻りました。「朝の急落で慌てて売らなくてよかった」という、教科書どおりの展開だったわけです。
それを踏まえたうえで、今回の3点が個人的に気になっています。
1つ目は、ハイテク比率の高い投信への影響。 私はFANG+の再投資型を保有しています。米ハイテク株がまとまって下げる局面では、当然ここも下がります。ただ、毎月コツコツ積み立てる前提なら、下がった月はむしろ多く口数を買えるとも言えます。慌てて売る理由はない、と自分に言い聞かせています。
2つ目は、日銀の利上げ。 金利が上がる流れは、私が持っている高配当株のうち銀行系にはプラスに働きやすい一方、株式市場全体には重しになりやすいです。どちらかに賭けるのではなく、引き続き分散を効かせておくのが無難だと考えています。
3つ目は、円安と外貨建て資産。 ドル円が160円台と円安なので、すでに持っている外貨建て・米国株系の資産は円換算で膨らみます。ただ「今から円安方向に追加で大きく買い増す」のは、為替が反転したときのダメージが怖いので、私は淡々といつもの積立額を続けるだけにします。
結論としては、今日の私の行動は「いつも通り、何もしない」 です。下げた日に動かない練習も、長期投資の大事なトレーニングだと、今日あらためて実感しました。
④明日以降の注目ポイント
- 来週の日銀金融政策決定会合:0.25%利上げがあるか、その後のメッセージはどうか
- 米国のインフレ・金利動向:原油高が続くとインフレ再燃 → 利下げ後ずれの可能性
- 米イラン情勢:停戦合意の行方しだいで、原油とドル円が大きく動く可能性
- 為替介入の有無:160円台での円安進行が続けば、政府・日銀の動きに警戒
しばらくは「インフレ」「金利」「中東情勢」の3点セットを横目で見ながら、自分の積立は淡々と、で乗り切ろうと思います。
それではまた明日。
参照元
- 株探ニュース 日経平均 大引け(6月11日):https://kabutan.jp/news/marketnews/?b=n202606111132
- 松井証券 日経平均株価 時系列データ:https://finance.matsui.co.jp/stock/.N225/daily-bar/index
- TradingKey 米国株終値:https://www.tradingkey.com/jp/analysis/stocks/us-stocks/261959428-dow-jones-nasdaq-sp500-stock-us-cpi-trump-openai-tradingkey
- みんかぶFX 東京為替前場概況:https://fx.minkabu.jp/news/369885
- OANDA ドル/円見通し:https://www.oanda.jp/lab-education/market_news/2026_06_11_usdjpy/
- 株式新聞Web 東京外国為替市場見通し:https://kabushiki.jp/news/754062
※本記事は情報提供を目的としており、投資助言ではありません。 投資は自己責任でお願いします。